本格西部劇

nostalji2017-01-09

西部劇DVD『ロンサム・ダブ』の第1回「旅立ち」を観る。『ロンサム・ダブ』は、1989年に製作された全4回のテレビ・ミニシリーズで、『モンタナへの夢』というタイトルで放送されて以来の再見です。西部劇ファンの間では根強い人気があり、DVDのリリースを待ち焦がれていた作品。
メキシコ国境に近いロンサム・ダブで、ガス(ロバート・デュバル)とコール(トミー・リー・ジョーンズ)が牧場を営んでいます。二人は、かつては名の知られた凄腕のテキサスレンジャー。死んだ娼婦の息子ニュート(リック・シュローダー)、真面目なピー・アイ(ティム・スコット)、町の酒場の娼婦ロリーナ(ダイアン・レイン)に恋しているディッシュ(D・B・スイニー)たちがコールの下で働いています。そして、黒人カウボーイのディーツ(ダニー・グローヴァー)がかつてのレンジャー仲間だったジェイク(ロバート・ユーリック)を連れて帰ってくるんですな。ジェイクは緑豊かなモンタナへの移住を勧めます。コールはジェイクの話にのり、メキシコで馬や牛を集めてモンタナに向けて出発。ジェイクは、愛しあうようになったロリーナの夢であるサンフランシスコに二人で行くことに決め、デンバーまでコールたちのキャトルドライブに同行しますが……
撃った弾丸が壁を抜けて町長に当たって死に、ジェイクはアーカンソーからロンサム・ダブへ逃げてきたんですが、ジェイクを追うアーカンソーの保安官ジュライ(クリス・クーパー)の話が並行して描かれます。ジュライと息子を送り出した妻エルミラ(グレン・ヘドリー)は、オガララにいる昔の恋人に会うために家出。保安官助手のロスコーがジュライを捜しに旅立ちます。全ての旅立ちの物語になっているんですな。
テキサスの荒野、キャトルドライブの牛の群れ、襲い来る砂嵐、テレビムーヴィとは思えない映像で本格的な西部劇を味わえま〜す。