好きな題材なので

nostalji2017-02-01

母を訪ねた後、移動や待ち時間の時に読もうとゲットした菊地秀行:著の『ウエスタン忍風帳』(創土社:2016年2月1日第1刷発行)を読了。ウエスタンとあるように西部劇の世界を舞台にした異色西部小説です。
実在の西部小説家ネッド・バントラインの手記といった形式で、日本からやってきた伊賀忍者シノビの活躍が描かれます。駅馬車の中継所でシノビと出会ったバントラインは、ドク・ホリデイを狙う3人の殺し屋相手に見せたシノビの技にビックリ。興味が惹かれてシノビと行動を共にすることになります。シノビは、村を襲って一族の金塊を奪い、仲間を殺した忍者たちを追ってアメリカへやってきたのね。二人は不思議な技が使われたというニューメキシコ州リンカーンへ向かう途中で、狼に変身できる忍者・宗犬之介を倒します。リンカーンではビリー・ザ・キッドに出会い、リンカーン郡の争いに巻き込まれ、大地を揺らす忍者・暁雲陣十郎に勝利。残る2人のうち、天地を逆にする術を使う忍者・座頭坊がテキサスにいることがわかり、サン・アントニオに行く列車でフランクとジェシーのジェームズ兄弟と出会います。アラモ砦の跡地で座頭坊を倒し、人を操ることができる忍者・呪方寺玄斉が大統領秘書になっていることがわかり、ワシントンへ。続編を期待させる終わり方です。
何故か、風魔忍者もアメリカにおり、メインは山田風太郎ふうの忍法合戦ですが、実在のガンマンたちが絡んできて西部劇ファンも楽しめま〜す。