昔観た映画

nostalji2017-03-07

友人に送ってもらった東映時代劇『続・獅子丸一平』(1955年/監督:萩原遼)を観る。子供の頃、近所に三本立て映画館がありまして、母親(隣の映画好きのオバサンも一緒)に連れられて見に行ったのが“獅子丸一平・五部作”です。観たくて観に行った作品じゃなかったのですが、妙に印象に残っています。帝の落とし子として生まれた青年の、剣と恋に生きる波乱万丈の人生を描いた作品で、これはシリーズ第二部。
初恋の千代野(千原しのぶ)が将軍の側室になるのを邪魔しようとして捕まった獅子丸一平(中村錦之助)が、牢を破って母(喜多川千鶴)のいる雪城に帰ったところから始まります。育ての父・神宮寺光春(月形龍之介)が獅子丸を帝の子と認めぬ北野川公久(小沢栄太郎)に殺されたことを知らされ、仲小路金吾(加賀邦男)から帝との対面を促されます。京に向かう獅子丸を北野川一派が襲撃。獅子丸は綾姫(久我良子)に救われますが、綾姫が北野川の娘だったことから……
救出するために千原しのぶの乗った駕篭を錦之助が襲うシーンとか、月形龍之介の最期のシーンが記憶に残っていた第一部と比べて、第二部は殆ど憶えていませんでした。久我良子が出演していたんだ。久我良子と東映というのは如何考えても結びつきません。愛宕山の武芸神(荒木忍)に獅子丸が鍛えられるのは第一部と思っていたのですが、第二部だったんですね。山神(高堂国典)とごっちゃになっていました。山神とか武芸神とか、何じゃコリャといったキャラが登場するので、小学低学年だった私でも楽しめたのだと思いま〜す。