映画以上

nostalji2017-04-10

録画していた海外ドラマ『ボードウォーク・エンパイア5ザ・ファイナル(全8話)』を観了。マーティン・スコセッシ製作総指揮による骨太のダークヒストリーです。1921年から始まり、1年1シーズンの形式で1924年まで進行し、最終シーズンは7年後の31年が舞台になります。
現在のナッキースティーブ・ブシェミ)と少年〜青年時代のナッキーが並行して描かれ、ラストへの帰結が納得感あるものになっています。ただ、シーズン1からの登場人物の殆んどが、悲劇的な結末を迎えるのですが、複雑に絡み合った人間関係を重厚に描いたシーズン4までと比べると、全てに決着をつけるため全体としては端折った感じです。全シーズンを通してみると、夫をナッキーに殺され、ナッキーと結婚し、生き方の違いから別居し、自分の道を歩むマーガレット(ケリー・マクドナルド)が変貌していく過程は、映画ではとても描ききれなかったと思いま〜す。