ホラーよりロマン

nostalji2017-04-30

録画していた海外ドラマ『ナイトメア3(全9回)』を観了。シーズン3は最終章で、闇の世界との戦いに決着を迎えます。
吸血鬼、魔女、狼男、フランケンシュタイン、ドリアン・グレイなどが登場する19世紀末のロンドンを舞台にしたゴシックホラーですが、シーズン3ではアメリカ大西部を舞台(西部劇ね)にしたり、ドラキュラやジキル博士が新たに登場。大道具から小道具まで当時を再現した美術や、エロチック&バイオレンスはテレビの枠を超えたA級映画レベルといえます。
シーズン1でヴァネッサ(エヴァ・グリーン)の親友だったマルコム卿(ティモシー・ダルトン)の娘が吸血鬼にさらわれたのも、シーズン2でヴァネッサが魔女たちに狙われたのも、シーズン3でその理由が明確になります。そして物語の帰結となる、闇の世界をもたらす存在であるヴァネッサへの吸血鬼のドラキュラ(クリスチャン・カマルゴ)と狼男のイーサン(ジョシュ・ハートネット)の愛を中心に、リリー(ビリー・パイパー)へのフランケンシュタイン(ハリー・トレッダウェイ)とドリアン・グレイ(リーヴ・カーニー)の愛、生前の記憶を取り戻したフランケンシュタインのクリチャー(ロリー・キニア)の家族への愛が描かれます。納得できる最終回で〜す。