新ヒーロー

nostalji2017-05-22

録画していた『デッドプール』(2016年/監督:ティム・ミラー)を観る。謎の組織の人体実験によって不死となったヒーロー・デッドプールが活躍するアメコミ・アクションです。
傭兵特殊部隊の有能な隊員だったウェイド(ライアン・レイノルズ)は、引退して好き勝手に悪い奴を懲らしめて金を稼いでいますが、娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と愛しあうようになります。ところが末期癌が見つかり、治療できるという男の誘いにのり、謎の施設へ。そこは余命宣告を受けた者たちに肉体改造をして戦闘マシンとして売り飛ばしていたのね。ウェイドはフランシス(エド・スクライン)の実験によって致命傷を受けても回復する肉体となりますが、全身がただれて醜い姿となります。施設から逃亡したウェイドは、自ら作ったコスチュームでデッドプールと名乗り、フランシスへの復讐を決意しますが……
いきなりデッドプールの活躍から始まり、どうしてデッドプールになったかという展開は、だらだら誕生までの経緯を見せられるより、つかみとしてはよくできた演出です。真面目なヒーローでないのも好いですな。恋人に醜い姿を見られることに悩むのですが、映像的にはそんなに醜くありません。悪魔の毒々モンスターくらい醜くないとね。A級作品だけあって、それなりに見られますが、“X−MEN”シリーズと連動させる商売的意図がプンプン臭いま〜す。