昨日に続き

nostalji2017-06-25

友人から送ってもらった気になる映画『女番長(スケバン)』(1973年・東映/監督:鈴木則文)を観る。ピンキーアクションとしてカルトなファンのいるシリーズでして、私が唯一観ている作品です。シリーズ第1作目かと思っていたのですが、第4作目でした。
少年特別院送りの護送車から、関東小政(杉本美樹)や学ラン摩耶(池玲子)たち不良少女が脱走します。鈴江(太田美鈴)・ラン子(丘ナオミ)・桃子(西来路ひろみ)の3人は小政を女番長と仰ぎ、流れ流れて大阪へ。北竜会の縄張りでカツアゲしたため、小政たちは北竜会に追われることになります。ブルーフィルムを製作している一郎(荒木一郎)や、一郎の兄き分・達夫(宮内洋)と親しくなりますが、北竜会の組長・淀(天津敏)は達夫の恋人・摩耶に傷を負わされことから摩耶の命を狙っており……
“女番長”モノは、太田雅子から名を変えてブレイクした梶芽衣子の“野良猫ロック”シリーズのヒットで注目されました。スタイリッシュでハードアクションだった日活の“野良猫ロック”と異なり、任侠路線凋落の後の東映が打ち出したのがポルノ路線でして、このシリーズもその一環です。オッパイ丸出しのキャットファイトにリンチ、セックスシーンと、中年オヤジが歓びそうな内容ね。『仁義なき戦い』の併映作品で、リアルタイムで観ているんですが、内容なんてすっかり忘れていました。池玲子杉本美樹も私好みじゃないし、追っかけて観るようなシリーズじゃありませ〜ん。