昨日に続き

nostalji2017-07-18

録画していたマカロニ西部劇『シルバー・サドル/新・復讐の用心棒』(1978年/監督:ルチオ・フルチ)を観る。マカロニブームが去り、劇場未公開となったジュリアーノ・ジェンマの西部劇です。
銀の鞍がトレードマークの名うてのガンマンのロイ・ブラッド(ジュリアーノ・ジェンマ)は、自分の一家を破滅においやったバレット一族の一人を殺す依頼を引き受けます。墓地で待ちうけていたら、やってきたのは少年。山賊のガリンチャ(アルド・サンブレム)一味が少年を殺しに現れ、ロイが少年を助けます。少年(スヴェン・ヴェルサッチ)はバレット家の相続人で、自分を雇ったのが、少年の姉と結婚してバレット家の財産を手に入れようとしている執事と知り、仲間のスネーク(ジェフリー・ルイス)とバレット家に乗り込み、執事を倒しますが、山賊が少年を拉致し……
ジェンマが彼らしい身軽なアクションとガンプレイを見せてくれます。カーバイド爆弾など小道具にも工夫があり、ブーム初期に見られたオーソドックスな作り方をしていますね。後年のルチオ・フルチからは考えられない爽やか西部劇。死体から金目のものをチャッカリいただくジェフリー・ルイスは泥臭いマカロニキャラが似合っています。ちなみに、この映画で使われた銀の鞍は、クリント・イーストウッドが贈ったもので〜す。