本日も

nostalji2017-07-21

朝日新聞出版が発行している分冊百科マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション」の31巻に収録されている『荒野の女ガンマン/ガーター・コルト』(1968年/監督:ジャン・ロッコ)を観る。日本未公開のマカロニ西部劇ね。
マキシミリアン統治下のメキシコ、フランス軍と革命軍が戦っている町にガーター・コルトと呼ばれる女賭博師ルル(ニコレッタ・マキャベリ)がやってきます。武器密売団の取り締まりに行って革命軍に捕まったフランス軍マルタン中尉(ガスパーレ・ゾラ)は、革命軍に潜入しているフランス軍スパイのカルロス(ヨルゴ・ボヤジス)の手助けで脱走し、ルルの乗っている駅馬車に助けを求めますが、無法者のロッソ(クラウディオ・カマソ)一味が駅馬車を襲撃。ルルが自慢の拳銃でロッソを撃退します。ルルが保安官たち町の有力者とポーカーをしている時に、ロッソが保安官事務所から銃器を強奪。ロッソの黒幕が町の銀行家とわかり……
イカサマ・ポーカーで親しくなったカルロスとルルがだらだら愛しあうようになったり、マルタンの恋人ロージー(マリサ・ソリナス)に横恋慕したロッソが執拗にマルタンを狙ったりと、モタモタした展開で一向に盛り上がりません。ルルの目的がはっきりしないのが致命的。ニコレッタ・マキャベリをはじめとする女優陣のお色気だけが売りで、何がなんやら、よくわからない珍奇な作品で〜す。