これまた変則

nostalji2017-07-25

録画していた時代劇『真田十勇士』(2016年/監督:堤幸彦)を観る。新たな解釈で描いた真田幸村と大阪の陣です。
つまらない世を面白く生きるために抜忍となった猿飛佐助(中村勘九郎)は、偶然知りあった真田幸村加藤雅也)を自分のハッタリで立派な武将に仕立て上げようとするんですな。同じ抜忍の霧隠才蔵松坂桃李)と仲間を集め、おりしも徳川家康松平健)との決戦が控えている大阪城へ乗り込みます。佐助の入れ知恵で真田丸を築き、冬の陣で勝利しますが淀君大竹しのぶ)が家康と和睦をしたことから……
十勇士に穴山小助がおらず、真田大介が勇士というのは変じゃないかい。幸村が見映えだけは立派だが凡将という設定は面白いのですが、最後に勇将として目覚めるというのは型通りの展開ね。舞台劇の影響か、説明的セリフが多いです。本編に入る導入部をアニメでみせたりして、映画的工夫もありますが、心理描写をセリフに頼らず映像でみせて欲しかったですな。合戦シーンは見応えあり。特に高橋光臣筧十蔵役)と加藤和樹由利鎌之助役)の殺陣はグッドです。
お盆に帰省予定していたのですが、母が入院したので急遽帰省。日記は、しばらく休みま〜す。