時代劇なので

nostalji2017-08-20

友人に送ってもらった東映時代劇『緑眼童子(二部作)』(1956年/監督:内出好吉)を観る。御家騒動を正義の剣士・緑眼童子が解決する懐かしの東映娯楽版です。
因州新田藩主・松平忠正(明石潮)は病に伏せり、長男の松太郎は何者かに殺されます。次男の梅次郎(中野雅晴)は行方不明で、家老の諸岡勘解由(岡譲司)は側室・お光の方の子である三男・竹丸を跡目にしようとしますが、梅次郎の妹・春姫(三笠博子)は乳母のお峰(月丘千秋)と梅次郎を捜索。春姫の命を受けた侍が、お光の方の兄・黒田軍兵衛一味に殺されるのを目撃した少年・長助(本松一成)を、前島小次郎(伏見扇太郎)が軍兵衛一味から救います。勘解由と軍兵衛の悪だくみを阻止するために能面をつけた白装束の快剣士・緑眼童子が現れ……
梅次郎の居所をつきとめた侍が軍兵衛に殺され、義眼に隠された水晶玉から梅次郎が甲斐の霧隠れの里にいることがわかります。小次郎・長助・春姫・お峰が霧隠れの里に向かいますが、梅次郎は里の娘・お品(星美智子)と愛しあっており、家督を継ぐ意志がありません。お品に横恋慕している源八(徳大寺伸)が軍兵衛を利用して梅次郎を殺そうとしたことから……
悪党たちが邪魔者を殺そうとすると緑眼童子が現れ、峰打ちで相手を倒し、悪党たちは退却。その繰り返しばかりで飽きてきます。相手に反省の機会を与える為なのかもしれなせんが、最後はバッタバタと斬り倒すのですから最初から殺せば敵の数も減るのにね。お子様向けなので、内容は極めて単純で、主人公が格好良ければいいので〜す。