昨日に続き

nostalji2017-08-29

分冊百科マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション”の34巻に収録されている『サルタナがやって来る』(1970年/監督:アンソニー・アスコット)を観る。日本未公開のマカロニ西部劇です。
悪徳保安官を殺したサルタナ(ジャンニ・ガルコ)は刑務所で自首すると、牢獄に入れられます。サルタナは50万ドルの隠し場所を知るフル(ピエロ・ルリ)という囚人と脱獄。フルの相棒だった酒場の経営者が保安官ジム(マッシモ・セラート)の弟が持っていた4千万ドルの偽札とメキシコ革命軍の50万ドルの金貨を騙して奪い取ったのですが、その経営者が殺され、フルが犯人として投獄されていたのね。偽札や金貨を巡って、ジム一味、メキシコ革命軍のモンク(ホセ・ハスベ)一味、経営者の妻ベル(ニエヴェス・ナヴァロ)とサルタナは争奪戦を繰り広げ……
悪徳保安官を早撃ちで倒すオープニングから銃撃戦の連続。靴の踵に隠した吹き矢や爆弾を仕込んだインディアン人形といった珍兵器。極めつきはモンク一味を皆殺しにするパイプオルGUNね。見た目はパイプオルガンですが、それぞれのパイプがマシンガンやキャノン砲になっており、サルタナは演奏をしながら敵を殲滅。バカバカしいと言ってしまえばそれまでですが、こんな愉しいマカロニはありません。サルタナはイタリアではジャンゴと並ぶ人気キャラですが、サルタナものは日本では1本も公開されていませ〜ん。