暗号解きの面白さ

nostalji2017-09-03

録画していた『インフェルノ』(2016年/監督:ロン・ハワード)を観る。人類の半数を死滅させるウイルスの行方を求めて宗教象徴学舎ロバート・ラングトンが活躍するシリーズ第3弾です。
フィレンツェの病院で目覚めたラングトン(トム・ハンクス)は、2日間の記憶がなく、殺し屋にも命を狙われて女医のシエナフェリシティ・ジョーンズ)と脱出します。ポケットにはペンライトがあり、そこに映し出されたのはダンテの神曲地獄変”を模した地獄の見取り図。そこの刻まれた暗号を解読し、ダンテのデスマスクの所有者ソブリスト(ベン・フォスター)にたどり着きます。ソブリストは大富豪の生化学者で、人口増大による滅亡を防ぐためにウイルスで世界人口を半分にする計画を立てていたのね。しかし、すでにソブリストはWHOのブシャール(オマール・シー)に追われて自殺しており、ラングトンとシエナは、ブシャール率いるWHOやハリー・シムズ(イルファン・カーン)が率いる謎の組織に追われ……
主人公と同様に、いきなり観客も謎解きに引っぱり込むロン・ハワードの手腕はたいしたものです。手がかりをたどって謎を解いていく展開もスピーディーで悪くありません。フィレンツェ→ベニス→イスタンブールと観光気分も味わえ、上質のエンターテインメントで〜す。