最後に

nostalji2017-11-05

友人に送ってもらった西部劇『討伐隊』(1933年/監督:テニー・ライト)を観る。電信敷設工事の補給部隊を守る騎兵隊員の活躍を描いた作品です。
電信の工事現場をハイ・ウルフ(ヤキマ・カヌート)率いるインディアンが襲撃し、騎兵隊のジョン(ジョン・ウェイン)は愛馬デュークに乗り、親友のティッピー(フランク・マクヒュー)と電信敷設基地がある町へ。町は悪徳商人のガス・リンチ(アルバート・J・スミス)がハイ・ウルフを煽って商品補給部隊を襲撃しているので物価が高騰。リンチは雑貨屋の娘アリス(マーセリン・デイ)に横恋慕しており、アリスがジョンを自分の婚約者だと言ったためにジョンはリンチと対立します。電信敷設基地への補給物資をジョンが護衛することになり……
ジョン・ウェインは主演した大作西部劇『ビッグ・トレイル』(1930年/監督:ラオール・ウォルシュ)がコケた後、1939年の『駅馬車』まで、数多くのB西部劇に主演しています。これもその中の1つね。物語に深みはありませんが、テンポよくアクションが展開し、クライマックスのインディアンの大襲撃と騎兵隊の救援シーンは使い回しフィルムをうまく活用し、B西部劇といえど迫力あるものとなっています。数あるB西部劇の中でも上出来作品です。ジョン・ウェインのB西部劇については、ここへ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/seibusi2/jwbei.htm とhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/wstar2/jwbw1.htm
ジョン・ウェインといえば、今週はBSプレミアムで西部劇特集があり、ジョン・ウェイン主演が3本(『駅馬車』『リオ・ブラボー』『エルダー兄弟』)放送されま〜す。