観るものがなくて

nostalji2017-11-27

録画していた『グラディエーター』(2000年/監督:リドリー・スコット)を観る。リアルタイムで観て以来の再見です。皇帝マルクス・アウレリウスリチャード・ハリス)に絶大な信頼を置かれていた歴戦の勇者マキシマス(ラッセル・クロウ)が、皇帝を暗殺した息子コモデウスホアキン・フェニックス)によって妻子を殺され、奴隷剣闘士となって復讐する物語。
ハリウッド全盛時には『ベン・ハー』や『スパルタカス』など大作史劇が多く作られていましたが、製作費の高騰で作られることがなくなり、久方ぶりの古代ローマ帝国を舞台にした大作史劇として期待した作品でした。往年の作品と比べると重厚感は劣るものの、CGで描かれた巨大コロシアムや剣闘シーンは再見しても迫力あるものになっています。最近のモブシーンはCGばかりですが、ちゃんとエキストラを使っているのは感心。
映像技術は進歩しているものの、映画そのものはどんどん退化しているのを実感していま〜す。