たまには邦画も

nostalji2017-12-07

録画していた『姑獲鳥の夏』(2005年/監督:実相寺昭雄)を観る。京極夏彦の人気小説(怪奇ミステリー)の映画化です。
昭和27年の東京、小説家の関口(永瀬正敏)は親友である京極堂堤真一)の妹・敦子(田中麗奈)から、妊娠20ヶ月を迎えたという久遠寺医院の娘・梗子の取材(原田知世)の取材を頼まれます。久遠寺医院では、1年半前に梗子の夫・牧朗(恵俊彰)が密室から姿を消して行方不明になっており、新生児が連続して消えるという事件も起こっているんですな。関口が京極堂との共通の友人である探偵・榎木津(阿部寛)の事務所を訪ねると、梗子の双子の姉・涼子(原田知世の二役)が牧朗を捜して欲しいと依頼にきています。その頃、刑事の木場(宮迫博之)も、久遠寺医院の元看護婦の謎の死を追っており……
怪奇演出に定評のある実相寺昭雄ですが、今イチ不気味感が出ていません。原作は読んでいません(分厚くて読む気がしなかった)が、ストーリーはうまく纏めていると思いますよ。説明的セリフが多いのは、文章で説明できる小説とは違うので仕方ないかなァ。『怪奇大作戦』が懐かしいで〜す。