本日は

nostalji2017-12-14

赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日ということで、東映時代劇『誉の陣太鼓』を観る。歌舞伎の『弥作の鎌腹』を改変した浪曲時代劇です。
播州赤穂の百姓・弥作(進藤英太郎)の息子・弥吉(尾上鯉之助)が獲った鯉を横取りしようとした郡奉行・神崎与左衛門(荒木忍)の息子・与一は、刀を振り回し、転んで自ら腹を刺して死にます。弥吉は捕らえられますが、弥吉の評判を知る与左衛門は死んだ息子の代わりに弥吉を養子にするのね。弥吉は赤穂藩士・神崎与五郎になりますが、藩主の刃傷事件で藩は断絶。浪人となった与五郎は故郷に帰ってきます。幼馴染で恋仲のお喜久(三笠博子)との縁談も断り、吉良討入のために弥作への書置きを残して江戸へ出立。かねてから弥作一家をよく思っていなかった七太夫(原健策)がその書置きを見つけ、代官所へ告訴しようとしますが、弥作が七太夫を猟銃で撃ち殺し……
天津羽衣松平国十郎浪曲が流れ、物語が展開していきます。改変というより改悪といった内容で、全く感情移入できません。デビュー当時の里見浩太朗が鏡小五郎という芸名で、お喜久に横恋慕する七太夫の息子・七之助役で出演しているのが貴重なだけの作品で〜す。