現代的犯罪

nostalji2018-01-08

録画していた『ブラックハット』(2015年/監督:マイケル・マン)を観る。天才ハッカーが謎のサイバー犯罪組織と戦うサスペンス・アクションです。
謎のサイバー・テロリストによって中国の原子炉とアメリカの金融市場が被害を受けます。中国の捜査官チェン(ワン・リーホン)と妹のリエン(タン・ウェイ)はアメリカへ。チェンの大学時代のルームメイトだったハサウェイ(クリス・ヘムズワース)が開発したウィルスプログラムを加工したものが使われていたのね。ハッキング罪で入獄中のハサウェイは、FBIのキャロル(ヴィオラ・デイヴィス)と連邦保安官ジェセップ(ホルト・マッキャラニー)の監視下のもと、恩赦を条件に捜査チームに加わります。わずかな手がかりを辿り、香港→マレーシア→ジャカルタと追跡しますが……
マイティ・ソー』のマッチョマンが頭脳派ハッカーというのに違和感がありましたが、物語としては悪くありません。最近は中国の影響力が大きくなったせいか、ハリウッドにおいても仮想敵国にしたり、協調相手にしたりと政治性が出てきましたね。中国といえば、スマホによるキャッシュレス社会が浸透してきていますが、この手の映画を見ると安全性において危機感を持ちます。通信回線に侵入されて、知らないうちに口座から金がなくなっているなんて御免です。私は、“いつもニコニコ現金払い”で〜す。