何度観ても名作。

nostalji2018-01-15

DVDで西部劇『シェーン』(1953年/監督:ジョージ・スティーブンス)を再見。昨日読んだ細野晴臣の『映画を聴きましょう』に、『シェーン』にまつわる音楽の発見というのがありまして、劇伴で流れた「Put Your Little Foot」ついて語っているのですが、メロディが思い浮かばないんですよ。それで、久しぶりに再見です。
でもって、「Put Your Little Foot」は、シェーンがやって来たスターレット家での最初の食事のシーンや独立祭のシーンなどに使用されていました。短いフレーズですが、確かに印象的に使われていますね。
それにしても、何度観ても『シェーン』は、ストーリー・映像・アクション・音楽・役者・美術(小道具)の全てにおいてバランスがとれています。今回は一つ一つのショットが、構図に工夫がこらされているのに気づきました。構図を活かす監督にジョン・フォードジョン・スタージェスがいますが、ジョージ・スティーブンスも負けていませんよ。冒頭のシェーンがスターレット家にやってくるまでのショットの全てが見事な絵になっています。劇中に何度も出てくる望遠でとらえたグランドティトンの山並を背景したスターレットの家の配置の素晴らしさ、見飽きないですね。最近の映画にはないロケーションの魅力を満喫できま〜す。