分冊百科“マカロニウエスタン傑作映画ＤＶＤコレクション”の４７巻をゲット。『荒野の死闘』（１９６８年／監督：ラファエル・ロメロ・マルチェント）を観ました。二人の賞金稼ぎが悪党退治をする劇場未公開（テレビ放映あり）作品です。
フレッド（アンソニー・ステファン）とジョニー（マーク・ダモン）がお尋ね者のローガン（ホセ・マルコ）を追ってやってきた町で、農民が殺されて土地を奪われている事実を知ります。保安官（ピエロ・ルリ）に雇われたローガン一味の仕業だったのね。保安官の背後には黒幕がおり、二人は土地を狙われているフォレスト（バルタ・バリ）に味方することになります。ジョニーはフォレストの娘エリザベス（ディアニク・ズラゴウスカ）と愛しあうようになり……
軽いタッチの作品ですが、マカロニ特有の虐殺シーンや肉親への情愛を慣習的に加えたためバランスの悪いものになっています。後からやって来た殺し屋一味や、ジョニーが持っていた銃の謎なんて適当ですよ。マーク・ダモンが活き活き演技しているのに対し、明るい演技のできないステファンは、ウ〜ン。
