今週は西部劇

nostalji2018-01-29

友人に送ってもらった西部劇『ファイヤークリークの決斗』(1968年/監督:ヴィンセント・マックビーティ)を観る。田舎町にやって来た無法者と保安官が対決する作品です。
ファイヤークリークの町にラーキン(ヘンリー・フォンダ)をリーダーとする5人の無法者がやってきます。傷を負っているラーキンがホテルで休息し、イブリン(インガー・スティーブンス)の介抱を受けている時、アール(ゲイリー・ロックウッド)・ノーマン(ジャック・イーラム)・ドルー(ジェームズ・ベスト)・ウィラード(モーガン・ウッドワード)の4人が町民の礼拝に乱入。保安官のコッブ(ジェームズ・スチュアート)が毅然として彼らを追い出します。町民は連中を町から追放するよう言いますが、暴力沙汰を嫌うコッブは無視。しかし、一味のドルーがインディアン娘のメリー(バーバラ・ルナ)を暴行しようとして馬丁のアーサーに殺され、コッブが妻の出産のために家に帰っている留守にアーサーがラーキンたちにリンチされたことから……
無法者といってもラーキンたちはお尋ね者ではなく、揉め事のある所を渡り歩く傭兵のような存在。コッブも本職は農夫で、保安官仕事は何かあった時だけのパートタイマーなんですな。ラーキンもコッブも無用な争いは避けたいと思っているんですが、仲間の死によって対決を余儀なくされるわけです。テレビ西部劇を多く手がけているヴィンセント・マックビーティなので坪は押さえていますが、ヘンリー・フォンダジェームズ・スチュアートという二大スターの対決にもかかわらず、人間ドラマとしての深みがなく今イチ。ポイントとなるフォンダとインガー・スティーブンスの関係なんか完全に表現不足で〜す。