録画していた『パッセンジャー』（２０１６年／監督：モルテン・ティルドゥム）を観る。宇宙船内で極限状態に置かれた男女の愛と運命を描いたＳＦラブロマンスです。
自動操縦でスペースコロニーに向かう宇宙船アヴァロン号が流星群に衝突し、ジム・プレストン（クリス・プラッド）だけが人口冬眠から目覚めます。目的地のコロニーに到着するのは９０年後。アンドロイドのバーテン（マイケル・シーン）だけを話し相手に１年３ヶ月過ごしますが、寂しさと恋しさに耐えかねてオーロラ（ジェニファー・ローレンス）を人口冬眠から目覚めさすのね。事故で目覚めたと思っていたオーロラでしたが、ジムの故意によるものだと知った時、クルーの一人ガス（ローレンス・フィッシュバーン）が目覚めます。事故調査を開始したガスは、宇宙船の異状事態を発見し修復しようとしますが……
乗客が５０００人・クルー２５０人が乗船していて、動いているのはバーテンのアンドロイドだけとか、事故の影響を受けたのがジムとガスの二人だけといったことや、マニュアルで簡単に冬眠中の人間を目覚めさせることができるといったＳＦ映画としてはツッ込みどころの多い作品です。ガスの扱いもご都合主義だなァ。取り柄のない内容を、ジェニファー・ローレンスの魅力がカバーしていま〜す。
