懐かし系

nostalji2018-03-04

録画していた『宇宙からの脱出』(1969年/監督:ジョン・スタージェス)を観る。宇宙船の故障で宇宙にとり残された飛行士の不安と、彼らの救助にあたる地上基地を描くSFサスペンスです。
任務を終えたプルエット(リチャード・クレンナ)、ロード(ジーン・ハックマン)、ストーン(ジェームズ・フランシスカス)の乗った宇宙船に、地球へ戻るための推進ロケットが点火しないという事故が発生。地上センターではキース博士(グレゴリー・ペック)たちが原因究明の調査をしますが結局わからず、ダウティ(デビッド・ジャンセン)が操縦する救命艇を打ち上げることになります。しかし、ロケット発射場にはハリケーンが迫っており……
地上センターと宇宙船の室内場面が大半で、交信シーンばかりで退屈です。アクション映画を得意とするジョン・スタージェスなのに手に汗握るシーンがないんですよ。アポロ13号の事実の方がよっぽどドラマチックで、フィクションの面白さがありません。アカデミー賞視覚効果賞を受賞していますが、現在のCGと比べると色褪せて見えます。これは、時代とともに劣化していくSF映画の見本ですな。
今週のBSプレミアムの映画はアカデミー賞特集で、今年のアカデミー授賞式は明日行われま〜す。