古きを知る

nostalji2018-03-17

飯島敏宏(千束北男):著の『バルタン星人を知っていますか?』(小学館:2017年7月3日初版)を読了。黎明期のテレビドラマの制作現場から始まり、「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の撮影の裏側を、脚本家・監督として関わってきた著者の自伝エッセイです。
ページ数450超のうち、三分の一がテレビ創生期の番組作り、残りが“ウルトラ”シリーズの製作ね。テレビ創生期からテレビを観始め、“ウルトラ”シリーズも「セブン」まで欠かさずに観てきた私としては、少年期の想い出にリンクするものでした。特に、「月曜日の男」などの生ドラマ製作の実態がよくわかり、面白かったですね。マイクが画面上部に映っていたり、番組に関係ない人が慌てて画面から姿を消すのを何度か見た記憶があります。
出演俳優について殆ど語られていないのは残念ですが、製作スタッフや、表題でわかるように怪獣への熱い思い入れは伝わってきます。著者が言うようにバルタン星人が、登場するたびに時代にそって変貌しながら、地球人の反面教師となる、単なる悪役宇宙人でなかったことを認めま〜す。
平昌パラリンピックは、男子ノルディックスキー距離10キロ・クラシカル立位で新田が金。これで、メダル総数は9個。ここまできたら2桁にしたいですねェ。