押井守関連で

nostalji2018-03-30

録画していた『ガルム・ウォーズ』(2014年/監督:押井守)を観る。押井守が海外俳優を使ってカナダで全ロケしたSFファンタジーです。
戦いの星アンヌンではガルムと呼ばれるクローン戦士が果てしない争いを繰り広げています。かつては8部族ありましたが、長き戦いで5部族は滅び、残ったのは空を制するコルンバ、陸を制するブリガ、情報技術に長けたクムタクの3部族。コルンバの女性飛行士カラ(メラニー・サンピエール)はブリガの兵士スケリグ(ケヴィン・デュランド)と戦闘中、クムタクの老人ウィド(ランス・ヘリクセン)と出会います。ウィドが投げかける不可思議な問いに、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じるのね。彼らは自らのルーツを探るために、遥か彼方にある伝説の聖なる森ドゥアルグルンドを目指しますが……
押井守らしい哲学的問答が随所に散りばめられ、押井守の世界が形成されています。登場人物は少ないですがアクションシーンをうまく嵌め込んで最後まで退屈はしません。異星界映像も悪くありません。好き嫌いが分かれるでしょうが、昨日の『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』より上出来で〜す。