プロ野球が開幕して

nostalji2018-04-08

海老沢泰久:著の『プロ野球が殺される』(文春文庫:2009年9月10日第1刷発行)を読了。日本のプロ野球人気の低落についての辛口コラムです。10年前も現在とでは事情が少し異なりますが、抱える課題は同じですね。
その中で、大リーグへの選手流出については、難しい問題です。野球人気にスーパースターは欠かせず、彼らを見るために野球ファンは球場へ足を運びます。スーパースターが多いほどプロ野球人気は盛り上がりますが、彼らはアメリカ大リーグへ。選手としては大リーグで実力を試し、大金も手にしたいでしょうからね。ファンとしても、大リーグでスーパースターとして活躍してもらうのは嬉しいことです。だけど、それはごく僅か。日本に残ってプレイしていれば、伝説になるようなスーパースターになったかもしれません。オールスターゲームは今より魅力的になること間違いなし。
大谷が二刀流で片鱗を見せていますが、大リーグでは10勝・10本塁打以上の成績を残せれば成功でしょう。田中やダルビッシュもそれなりの活躍をしていますが、大リーグではスーパースターとはいえません。大リーグでスーパースターとなったのは、野茂・イチロー・松井だけだと私は思っています。打席に立った時にホームランを打つかどうかを見ていればよかった大リーグの多くのファンに対してイチローは、内野ゴロでも内野安打にしてしまうし、塁に出ればいつ盗塁するかわからない、守備についたらホームランになる打球をキャッチしたり、強肩で封殺したりと、1球たりとも目の離せないレジェンドになりました。大谷には長期的に活躍してレジェンドになってもらいたいですが……
今週のBSプレミアムの映画は西部劇特集。『シェーン』『大砂塵』『馬上の二人』『シャイアン』『マッケンナの黄金』と未見のものはありませんが、『大砂塵』と『マッケンナの黄金』は再見したい作品です。明日から香港旅行なので、録画予約ね。日記は14日まで休みま〜す。