本日も

nostalji2018-04-19

放ったらかしていた西部劇『シルバー・シティ』(1951年/監督:バイロン・ハスキン)を観る。父娘が見つけた銀鉱を強欲な地権者から分析技師が守ってやる物語です。
不正を働いたことで西部を流浪し、シルバー・シティに流れ着いたモファット(エドモンド・オブライエン)は、ダッチ(エドガー・ブキャナン)とキャンデイス(イヴォンヌ・デ・カーロ)父娘の鉱石を分析します。多量の銀の含有量がわかりますが、父娘が地権者のジャーボー(バリー・フィッツジェラルド)から借りている期日はあと12日。急いで鉱石を運び出しますが噂が広まり、ジャーボーは子分のタフ(マイケル・ムーア)を使ってモファットに銀の含有量を教えるよう脅しをかけますがモファットは応じません。ちょうどその頃、モファットの昔の仲間ストース(リチャード・アーレン)が鉱山買収のために、モファットの昔の恋人で今ではストースの妻となっているジョセフィン(ローラ・エリオット)をつれてシルバー・シティに現れます。ストースから銀の含有量を教えられたジャーボーは鉱石の運び出しを妨害。現場監督が負傷し、キャンデイスの頼みでモファットが現場監督を引き受けますが……
悪党たちは仲間割れをして主人公に倒され、不貞な昔の恋人と主人公は訣別し、自分を信じて愛してくれる女性と結ばれるという典型的なハッピーエンド西部劇です。バイロン・ハスキンの演出は凡庸でパンチ力がなく、エドモンド・オブライエンのアクションも重く、西部劇に向いていませんな。凡作で〜す。