リアリティはないが

nostalji2018-04-22

録画していた『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』(2016年/監督:ベニー・チャン)を観る。内戦下にある1914年の中国を舞台に、非道な軍閥から村を守って戦う男たちを描いた武侠アクション映画です。
食堂で強盗団を退治したマー・フン(エディ・ポン)がやってきた晋城で、北洋軍閥の兵に親を殺された子供たちを安全な町へ連れて行こうとしている教師パク・レン(ジャン・シューン)から護衛を頼まれます。晋城を単身偵察にきた北洋軍閥の副総統チョウ・シウロン(ルイス・クー)がパク・レンを殺害。自警団のヨン(ラウ・チンワン)がシウロンを捕らえますが、軍閥の将校チョン・イック(ウー・ジン)が釈放を要求し……
登場人物のキャラが非常にわかりやすく、自分のことしか考えない金持ちがシウロンを釈放しないヨンを雇ったならず者に襲わせたり、軍閥を怖れる町民がシウロンを釈放しても軍閥の兵に攻撃されたりと物語展開も定型的です。最後はマー・フンたちが逆襲してシウロンを倒すのもね。何にも考えないで見ていられる作品。
“デブゴン”のサモ・ハンがアクション演出をしており、CGを使わずに香港名物ワイヤーアクションに徹しているのが嬉しいで〜す。