懐かしのテレビ西部劇

nostalji2018-05-02

友人に送ってもらったテレビ西部劇『ブロンコ』の第1〜2話を観る。『ブロンコ』は、本国では1958年秋から4シーズン(全68話)放送されており、日本でも61年5月8日よりTBS系列で、全部で40話放送されました。基本設定は、母を無法者に殺された元南軍将校のブロンコ(タイ・ハーディン)が町から町へ旅を続ける中で様々な事件に遭遇し、不屈の勇気と強靭な忍耐力、そして自慢の早撃ちで正義を行っていく物語です。
#1「The Besieged(最後の祈り)」は、三人組の無法者に襲われた暴力否定主義の家族をブロンコが助ける物語。具体的な名前は出てきませんが、家族はクエーカー教徒だと思われます。銃器は悪だと教えられた少年がブロンコのライフルと拳銃を谷底へ捨てた為、ブロンコは無法者相手に知恵をめぐらして対決。弾丸を石にはさみ、釘を撃針にして発射して銃を持っているように見せかけたり、手製の弓矢を作ったりしてね。無法者は、ジャック・イーラム、クロード・エイキンズ、アラン・ケースの3人。アラン・ケースは、後年テレビ西部劇『胸に輝く銀の星』で主演していますが、この時はまだ売出し前。エイキンズの弟役で、ブロンコに撃たれて傷を負い、一家の娘スー・ランダルに介護されて改心。そんなケースを殺そうとして改心したエイキンズに撃たれるのがイーラム。予想通り、ジャック・イーラムは最後まで悪党ね。娘との会話でブロンコの名前の由来がわかるエピソードです。
#2「Quest of The Thirty Dead(死因の追求)」は、列車事故で死んだ友人(後年、『バークレー牧場』で主演の一人として活躍するピーター・ブレック)のためにブロンコが事故を起こした犯人を追及する物語。列車事故を起こし、積んであった金が奪われるという事件がおき、鉄道に雇われた探偵社は元南軍のマグライダー大佐(レイ・ダントン)率いる強盗団を犯人と決めつけますが、戦争当時マグライダーの部下だったブロンコはその手口に不審を抱きます。列車に大金を積んだと見せかけて探偵たちはマグライダーを列車で待ち伏せ。ジェーシー・ジェームスとピンカートン探偵社を感じさせます。こんな時、悪いのはたいてい探偵社ね。犯人はマグライダーでないことがわかりますが、ブロンコは強盗を止めるためにマグライダーと対決。ブロンコが南軍の有能な将校だったことがわかるエピソードです。
ちなみに、( )内は日本放映時の邦題で〜す。