これも懐かしのシリーズ

nostalji2018-06-05

友人に送ってもらった『多羅尾伴内・片目の魔王』(1953年・東映/監督:佐々木康)を観る。片岡千恵蔵の“多羅尾伴内”シリーズは大映で4本、東映で7本作られており、これは東映での第1作目。
筏に縛られて海上を漂っていた男(徳大寺伸)を救った多羅尾伴内片岡千恵蔵)は、事件の背後にある大掛かりな密輸犯罪を嗅ぎつけます。密輸船の船長(山口勇)がたむろするクラブで働く姉妹(花柳小菊と千原しのぶ)の告白で、男が妹の恋人で、姉妹の父親が隠した“片目の魔王”と呼ばれるダイヤを探していたことを知った伴内は密輸団の黒幕(進藤英太郎)とその情婦(三浦光子)に接近。殺し屋(原健策)に密輸団員が殺されていく中、伴内は事件の真相にせまります。
ラストの謎解きで、「ある時はヤクザな船員、ある時は片目の運転手、ある時はアパートの管理人、またある時は探偵・多羅尾伴内、ある時は宝石好きの紳士、そしてある時はインドの宝石鑑定人、しかして実態は正義と真実の使徒!藤村太蔵」と正体を明かすシーンを観るだけでウハウハで〜す。