歴史時代劇

nostalji2018-06-22

録画していた『関ケ原』(2017年・東宝/監督:原田真人)を観る。司馬遼太郎の原作を壮大なスケールで描いた歴史映画です。
石田三成岡田准一)は幼い頃より豊臣秀吉滝藤賢一)に仕え、その才を買われ重臣として秀吉に忠義を尽くしてきました。秀吉亡き後の天下を狙う徳川家康役所広司)を警戒し、知恵を絞りますが……
何よりも義を重んじる岡田准一の好演もあって三成の性格がうまく描けています。それで、島左近平岳大)や伊賀忍者・初芽(有村架純)の三成を慕う心情が納得感あるんですよ。それと、小早川秀秋東出昌大)を、これまでになく好意的に描いていますな。大河ドラマ的キャスティングですが、関ケ原の合戦シーンは映画ならではのテレビにはない迫力があってグッド。ただ、朝鮮の役で捕虜して連れ来た朝鮮人が石田軍にいて、大砲をブッ放すのには違和感を持ちました。三成が弩を射つのもね。勇み足的なところもありますが、歴史好きには面白い作品で〜す。