再び多羅尾伴内

nostalji2018-07-02

DVDで『十三の眼』(1947年・大映/監督:松田定次)を再見。多羅尾伴内シリーズの第2作目です。
恩人だった警官が強盗団に殺され、藤村太蔵(片岡千恵蔵)が多羅尾伴内・片目の運転手・大学の法医学者・贋札造りの元伯爵・占い師・縁日の香具師に変装して強盗団に近づき、黒幕(斎藤達雄)を捕らえる物語。強盗団7人のうち黒幕が片目なので十三の眼ね。
ヒロインは父を殺した犯人を見つけようと強盗団のアジトであるクラブで働く警官の娘(喜多川千鶴)。それにクラブの歌手(奈良光枝)が絡みます。強盗団に変装を見破られて、例の名調子(ある時は……、またある時は……)がありません。拳銃も弾切れしたりして、試行錯誤している作品で〜す。