テレビ時代劇から

nostalji2018-07-08

BS12トゥエルビで始まった『悪党狩り』の1〜3話を観る。テレビ東京系列で1980年10月8日〜81年3月24日に放送された時代劇です。原作は藤沢周平の『神谷玄次郎捕物控』で、最初のドラマ化。古谷一行高橋光臣が主演したものと比べると、原作から大きくかけ離れています。
町奉行所定廻り同心・神谷玄次郎(尾上菊五郎)は、上司の与力・金子猪太夫(品川隆二)からは恋人・お津世(池玲子)の小料理屋に居候する奉行所きっての怠け同心と思われていますが、配下の岡っ引き・銀蔵(玉川良一)を使い、鋭い推理力と直心影流の腕前で事件の真相にせまる凄腕同心。原作には登場しない町医者・新村出鶴田浩二)と秘密裏に悪党退治します。
同僚の鳥飼道之丞は登場しませんが、代わりとして金子猪太夫の腰巾着同心として岡半兵衛(待田京介)が登場。銀蔵の女房おみちはこのドラマではお津世の小料理屋で働く妹(奈三恭子)になっています。お津世は元盗賊という設定。神谷家の下女おさくは登場しません。
悪党たちの前に笛を吹いて現れ、「てめえらのような悪党は生かしちゃおけねえ。地獄への道中手形を渡してやるから有難く頂戴しな!」の決めゼリフの後、大立ち回り。当時の勧善懲悪時代劇の定番フォーマットですな。内容的には変わりばえしませんが、東映剣会がからむ殺陣は見応えあります。福本清三さんが真っ先に斬られていましたよォ。