西部劇関連で

nostalji2018-07-24

友人から届いた『ブリムストーン』(2016年/監督:マルティン・コールホーヴェン)を観る。開拓時代の西部を舞台に、異状愛者に狙われる女性の恐怖を描いたホラー西部劇です。
小さな村で助産婦をしているリズ(ダコタ・ファニング)は、言葉を発することはできませんが、家族(夫と二人の子ども)で幸せに暮らしていました。しかし、ある日、鋼のような肉体と信仰心を持つ牧師(ガイ・ピアース)が村にやってきたことから……
4章から構成されており、時間の経過順だと3章→2章→1章→4章となります。過去へ過去へと遡っていくことによりリズ(少女時代はエミリア・ジョーンズ)と牧師の関係が明らかになり、クライマックスへと繋がっていくんですな。謎解きの興味や、牧師の異常性をアピールする演出として効果的でした。ガイ・ピアースの存在感がハンパじゃありません。題名のブリムストーンは地獄の業火を意味し、ガイ・ピアースは最後に地獄の業火に包まれることになります。オランダ人監督のせいか西部劇という感じはまるでなく、ヨーロッパの暗黒劇の雰囲気で〜す。