続いて

nostalji2018-08-16

録画していた『VIKINGバイキング 誇り高き戦士たち』(2016年/監督:アンドレイ・クラフチューク)を観る。後に聖公ウラジーミル1世と呼ばれる大公を主人公にした、2016年ロシア映画興行収入1位の歴史劇です。
800年代後半、バイキングを率いたリューリク一族がキエフを制圧。彼らはその地をルーシと名付け、それから約100年後、ルーシの支配者であるスヴャトスラフ大公が死去し、領土は大公の息子によって3分割されます。キエフを治める長男のヤロポロクがオーヴルチを治める次男のオレーグを殺害。三男のウラジーミル(ダニーラ・コズロフスキー)はヤロポロクと対抗するためにポロツクと同盟しようとしますが、ポロツク王がウラジーミルを奴隷の子(母がスヴャトスラフ大公の奴隷だった)と蔑んだ為にポロツクを滅ぼします。ポロツク王の娘を妻にし、ポロツクの残党を吸収したウラジーミルはヤロポロクと話し合うためにキエフに行きますが、キエフはもぬけの殻で……
題名にバイキングとありますが、バイキングの血をひく末裔たちの物語。兄を殺し、ローマ帝国と同盟し、宿敵ペチェネク族と連合したキエフの残党を掃討し、キリスト教に帰依して聖君となったウラジーミル1世の一代記で、ロシア版大河ドラマといった感じです。部族間の戦いとか、ローマ帝国との関係とか、宗教観とか、ロシアの歴史に疎い私にとって小難しい内容でした。歴史の勉強にはなりますけどね。昨日の『フューリアス 双剣の戦士』と異なり、ど派手な戦闘シーンやCG抜きの本格的史劇で〜す。