西洋より日本だが

nostalji2018-08-18

録画していたテレビ時代劇『名奉行!遠山金四郎』を観る。昨年放送された松岡昌弘の“遠山の金さん”の第二弾です。
幕府御用商人の店が放火される事件が相次ぎ、短銃で撃たれた焼死体が発見されます。奢侈禁止令で両国の花火が中止になり、幕府の政策に不満を持つ月の党が民衆を人質にとって開国要求。その騒ぎを金さん(松岡昌弘)と捕り方が収めるドサクサの中、月の党の首領が殺されます。焼死体は浮世絵の版元・武蔵屋とわかり、金さんは武蔵屋の女房が廻船問屋の東雲屋(中西良太)と密会しているのを目撃。武蔵屋の女房も殺され、絵師の歌川国芳吹越満)が東雲屋に誘拐され……
歌川国芳の風刺画をドラマに絡めたところが面白いくらいで、あとは3時間枠用に無理やりドラマを作ったかんじです。金さんと女鼠小僧(稲盛いずみ)との絡みなんか完全にご都合主義。前作同様にキャスティングも悪く(レギュラーと悪役との差がありすぎ)、悪い奴の存在が薄いものになっています。ちなみに、里見浩太朗は顔見せのカメオ出演。数少ない時代劇なのでけなしたくないのですが、1時間連続ものならともかく、3時間特番にしてはお粗末で〜す。