マンガでなく

nostalji2018-08-25

録画していた『ジョーカー・ゲーム』(2014年・東宝/監督:入江悠)を観る。柳広司のベストセラー小説を映画化したスパイアクションです。
第二次世界大戦の開戦間近な頃、病弱な仲間を救おうとして上官を殺してしまった青年(亀梨和也)は、死刑執行寸前にスパイになることを条件にD機関の結城中佐(伊勢谷友介)に救われます。過酷で特殊な訓練を受けた後、青年は“嘉藤”という偽名を与えられ、秘密兵器が記された機密文書“ブラックノート”を奪うため、東南アジアの“魔の都”に潜入。ブラックノートは米国大使グラハムが所持しており、嘉藤はグラハムと親しくなります。米国大使館に忍び込んだ嘉藤は、メイドのリン(深田恭子)を助けたことから……
ハリウッド製スパイアクションと比べると、やっぱり邦画の安っぽさが出ていますね。原作を読んでいないのでわかりませんが、私としては往年の市川雷蔵主演の人気シリーズ“陸軍中野学校”的雰囲気を期待していたんですよ。だけど、残念ながら物語に深みのないハリウッド製と同じ内容。目玉である騙しあいも予測のつくものばかりです。軽いタッチでなく、もっとシリアスなものにしてもよかったんじゃないかなァ。手軽に楽しめる作品ですが、大人が鑑賞するには物足りませ〜ん。