続編大作

nostalji2018-08-29

録画していた『ブレードランナー2049』(2017年/監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)を観る。SF映画の金字塔ともいえる『ブレードランナー』(1982年/監督:リドリー・スコット)の30年後を描いた続編です。
違法な旧レプリカントのサパー(デイヴ・バウティスタ)を追うLA市警のブレードランナーK(ライアン・ゴズリング)は、サパーと闘って倒しますが、彼の家の枯れた木の根元に隠されていた箱を発見。そこにはレプリカントが子どもを産んだという証拠があり、Kは生まれた子どもの捜索を開始します。その事実を隠蔽しようとするレプリカント開発に力を注ぐ科学者ウォレス(ジャレッド・レト)の殺し屋ラブ(シルヴィア・フークス)にKは命を狙われますが、女性レプリカントのレイチェルと共に姿を消して30年間行方不明になっていたデッガード(ハリソン・フォード)にたどり着き……
主人公の捜査は自分探しの旅になっており、それは前作の「我々はなぜ生まれて、どこへ行くのか?」というテーマと連動しています。酸性雨が降り注ぐ暗くジメジメしたロサンゼルスだけでなく、放射能汚染された砂漠化したラスベガスまで舞台は広がっていますが、ヴィジュアル的にもリドリー・スコットの世界観を踏襲。万人受けする作品ではありませんが、『ブレードランナー』に感じ入った人には、楽しめる作品で〜す。