録画していた『ヴェンジェンス』（２０１７年／監督：ジョニー・マーティン）を観る。ニコラス・ケイジが法で裁けない悪党を成敗する犯罪アクションです。
相棒を亡くして失意の生活を送っていた刑事のジョン（ニコラス・ケイジ）は、バーで知り合ったティーナ（アンナ・ハッチソン）によって生きる気力を取り戻します。町の４人の不良が、パーティーから帰る途中のティーナを愛娘の前でレイプ。ジョンは彼らを逮捕しますが、大金で雇われた敏腕弁護士（ドン・ジョンソン）によって釈放され、逆にティーナと娘に脅しをかけます。法で裁けぬことに怒りを感じたジョンは、彼らを自分の手で制裁することに……
ティーナの家族関係や日常が丁寧に描かれているので、法廷場面がグッと迫ってくるものになっています。ティーナの絶望感もね。ジョンの復讐行動にもすんなり感情移入できます。派手なドンパチはありませんが、気持ちよくカタルシスを味わえますよ。ここ数年、ニコラス・ケイジの作品はろくでもないものばかりでしたが、これは合格で〜す。
