時代劇から

nostalji2018-10-21

BSプレミアムで放送していた『雲霧仁左衛門4(全7回)』を観了。雲霧仁左衛門が火盗改の追撃をかわしながら巨悪と戦かうピカレスクロマンです。
米価の高騰で利益をむさぼる米問屋を雲霧仁左衛門中井貴一)の一党が襲います。火盗改の長官・安部式部(國村隼)は、大手米問屋に見張りをつけますが、裏をかいて米問屋・伊勢屋の襲撃に成功。その頃、江戸に将軍のご落胤を名乗る天一坊(永山絢斗)が現れ、ひょんなことから仁左衛門天一坊と知りあいます。天一坊の後見人・赤川大膳(佐野史郎)は、仕官を餌に浪人たちから金を集め、米問屋と両替商を営む豪商・柏屋(イッセー尾形)と結託。彼らの背後には、天一坊を利用して権力の強化を図る老中・安藤帯刀(小野武彦)がいます。安部式部は天一坊が偽者と見破り、天一坊を捕縛。仁左衛門は大膳の隠し金を奪いますが、大膳は帯刀の手のものによって殺されます。仁左衛門は柏屋と帯刀に戦いを挑み……
米問屋伊勢屋、柏屋米問屋店、赤川大膳の隠し金、柏屋両替商店、安藤帯刀の隠し蔵への盗み働きと、火盗改に捕らえられた配下の洲走り熊五郎手塚とおる)の救出など、毎回見せ場が用意されていますが、シーズン3でもそうでしたが、念入りな盗みの計画でなくて急ぎ働きばかり。火盗改との戦いも同じような繰り返し。スピード感のある展開は悪くはないのですが、欲をいえば唸るような盗みのテクニックを見せて欲しかったです。良い役者を揃えているので、もっと厚みのある物語作りをしても良かったんじゃないかなァ。でも、大河ドラマ『西郷(せご)どん』より面白かったで〜す。