懐かしのテレビ西部劇

nostalji2018-10-22

友人に送ってもらったテレビ西部劇『ブロンコ(シーズン2)』の1話と2話を観る。『ブロンコ』は、TBS系列で1961年5月より全部で40話が放送されましたが、日本と米国では放送事情が異なり、本国では58年秋から4シーズン(全68話)が放送されています。( )内は日本で放送された時の邦題。
#1「Game of the Beacon Club(メガネと女とトランプ)」は、ブロンコ(タイ・ハーデン)が田舎の女教師を装った女(パット・クロウリー)のポーカーでのイカサマ手口を見破る物語。特殊なインクでカード裏面に書かれた表示を特殊な眼鏡で読み取る手口なんですが、後年『カレードマン大胆不敵』(1966年)にも使われていましたね。舞台はサンフランシスコで西部の荒野は出てきません。負けることが嫌いな富豪のハークネス(バリー・ケリー)と、金のためなら何でもする中国人ホンの行動は、まるでトランプと習近平みたいでしたよ。原題のビーコン・クラブはハークネスやホンたちサンフランシスコの実力者が集まる会員制クラブのこと。パット・クロウリーが彼らをカモにするんですな。
#2「The Burning Springs(燃える泉)」は、ブロンコを恨んでいる騎兵隊将校の誤解を解く物語。騎兵隊将校ストッダード(ローデス・リーズン)に撃たれたブロンコが軍法会議にかけられたストッダードのために南北戦争での出来事を証言します。南軍に所属していたブロンコは、バーニングスプリングスにある北軍が管理する油田爆破の命令をうけ、北軍兵士に変装してストッダードと親しくなります。二人の間に友情が芽生えますが、任務のためにブロンコは油田を爆破。ブロンコが愛した女性(スザンヌ・エルロイド)も任務で失います。戦争の非情さをテーマにしており、ブロンコの証言で、ストッダードのわだかまりも解け、友情が復活するので〜す。