信頼のおける対談

小林信彦萩本欽一の対談集『小林信彦萩本欽一 ふたりの笑タイム』(集英社:2014年1月29日第1刷発行)を読了。名喜劇人(エノケン・ロッパ・森繫久彌・フランキー堺三木のり平・バンジュン・喜頓・クレイジーキャッツドリフターズ渥美清など)の横顔・素顔・舞台裏を小林信彦萩本欽一のふたりが語り明かしています。当然コント55号のこともね。
二人が共通して語っているのは、映像より舞台の方が喜劇(コント含む)は面白いということ。映像だとひとりに焦点が当たってしまうため、全体が見渡せず、脇での面白い動きが見えません。爆笑が脇の動きから出てくることもあるんですね。それと、コメディアンは楽屋が面白いとのこと。谷啓など理由なく可笑しい人っているんですねェ。
小林信彦が語っていることは、自身のコラムやエッセイで書いていることが多かったのですが、欽ちゃんの話は初めて知ることが多くて読んでいて愉しかったで~す。

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