ベテランの味

録画していた『スティール・サンダー』(2017年/監督:パシャ・パトリッキ)を観る。潜水艦を舞台にCIA捜査官が極秘情報を巡って戦うアクション映画です。
CIAの極秘情報が収録されたデータ・チップを取り戻すために極秘捜査していたウィーラー(ジャン・クロード・ヴァンダム)は、謎の武装集団に襲撃され、潜水艦に連行されます。そこは、脱出不可能な政府の秘密テロリスト収容所。情報流出犯人にされたウィーラーは、上司のエドワード(アル・ザビエンザ)から、情報データを開く鍵の在処を尋問されます。エドワードこそ事件の黒幕で、ウィーラーは隙をついて取調室から逃げ出し、独房に幽閉されている謎の男マルコ(ドルフ・ラングレン)を解放。エドワードの行動に不審を持った収容所職員のキャス(ジャスミン・ウォルツ)が味方になり、三人はエドワードの傭兵たちと戦いを開始しますが……
海中を移動している潜水艦が舞台というのは目先が変わっていてグッド。どんでん返しを色々見せるために登場人物がやたら多いのですが、一本調子の演出のため効果が出ていません。潜水艦という閉ざされた世界で繰り広げる安めのアクション。爆発物などで派手に壊しまくったら潜水艦が沈んじゃうものね。ヴァンダムもラングレンも齢をとったせいか動きが重くなりましたが、そこは昔取った杵柄で、ちゃんとしたアクションを見せてくれま~す。

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