２０日に母が入院している病院の理学療法士と作業療法士、それに地域ケアマネージャーが母の暮らす施設（サービス付き高齢者マンション）の確認を行った後、２３日に治療状況や治療方針を話すカンファレンス実施。転倒の原因となった貧血・低血圧は基準値内になっていると内科医より説明。杖歩行の自立、浴槽またぎ動作の獲得、バランス練習を中心にリハビリ。あわせて、杖歩行に慣れてきたら、軽い物を持ち運ぶ練習や洗濯干しの動作練習を行うとのこと。３週間後のカンファレンスで確認した後、退院の日取りを決定します。用がなくなったので帰京。
移動や待ち時間に、海音寺潮五郎と司馬遼太郎の対談本『日本歴史を点検する』（講談社文庫：２００７年１２月１４日第１刷）を読了。歴史文学の巨匠二人が博識を駆使して、“日本人とは何か”を考察しています。二人とも亡くなっており、初出は１９７４年１月のものですが、少しも古びていません。
青年を愛した長州、薩摩急旋回の因など、維新へ向けての諸藩の動静。勝海舟・西郷隆盛・島津斉彬・吉田松陰・大久保利通など傑物たちの人物と思想。幕府の善政、尊王攘夷と危機意識、日本人の潜在秩序、維新の二つの功績、封建の土壌の功罪などから日本人の意識について掘り下げていま～す。
