昨日に続き北欧産

録画していた『RENDEL レンデル』(2017年/監督:ジェッセ・ハーヤ)を観る。愛する妻子を殺された男の復讐を描くフィンランド製ダークヒーローアクションです。
世界的企業VALAケミカルが巨大犯罪組織として裏社会で暗躍していることを知った主人公(クリストフェル・グンメルス)が、愛する妻子をVALAケミカルに殺され、漆黒のマスクとコスチュームを纏った暗黒のヒーロー“レンデル”となって復讐を開始。主人公には特別な能力はなく、化学変化して廃棄されたコールタールを傷ついた皮膚やコスチュームに塗ると鋼のようになるんですな。敵に殴られても相手の方が拳を痛めます。レンデルとなって戦う現在と、レンデルになるまでの過去が並行して描かれるため、レンデルの戦う目的が途中までわからないのが難点。
レンデルを倒すために世界中から殺しのプロが集められるのですが、紹介シーンで見せたような凄みが発揮されず、レンデルにアッサリやられていくのもマイナス。ハリウッド製アメコミヒーローのような“これでもか”というようなアクションはありません。VALAケミカルの背後に黒幕がおり、続編が予想されま~す。

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