本日も

西部劇DVDの『曠野の追撃』(1949年/監督:ジョセフ・ケイン)を観る。強盗一家と連邦保安官の対決を描いた作品です。
開拓者たちによって牛を放牧する土地を失ったコーティン(ウォルター・ブレナン)は息子たちに悪党教育をして強盗団を結成します。保安官のマッキンタイア(フォレスト・タッカー)を買収して、失敗することなく強盗は成功。町民たちが連邦保安官に捜査を依頼したことで、マッキンタイアは捜査に力をいれているふりをするため流れ者のトレメイン(ロッド・キャメロン)を保安官助手にします。コーティンの末息子バッド(ジェームズ・ブラウン)は気立ての良い青年で、開拓者の娘モリー(エイドリアン・ブース)と結婚を考えていましたが、開拓者に恨みをもつコーティンは断固反対。父から離れ、モリーとの結婚資金獲得のためバッドは駅馬車を襲いますが失敗して負傷します。コーティンはモリーの兄に罪をきせ、マッキンタイアに逮捕させますが、トレメインはバッドの兄ニック(ジム・デイビス)がコーティンの命令でバッドのアリバイ作りをしていることに気づき……
本当は連邦保安官のトレメインが覆面強盗を装ってマッキンタイアに近づき、保安官助手になるまではスピーディーな展開でなかなかイケると思っていたのですが、バッドとモリーの恋模様が出てきてからモタモタしてきます。フォレスト・タッカーは中途半端な悪党で今イチですが、ウォルター・ブレナンは名作『荒野の決闘』での悪党ぶりを彷彿させてグッド。特に面白いところはありませんが、それなりに楽しめま~す。

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画像は、左からロッド・キャメロン、エイドリアン・ブース、ウォルター・ブレナン。映画シーンのスチールでなく、主要スターを紹介する広告用スチールです。