帰京

13日のカンファレンスで最終確認を行った後、18日に母は無事退院。入浴時に施設ヘルパーの見守りチェックを依頼したり、浴槽用の滑り止めマットや浴室用の椅子手配など雑務がいろいろあります。衣替えの衣類や布団の整理など部屋の片づけもね。21日の手術を受けた日赤病院での診療でも問題なしということで帰京。
移動や待ち時間で、関裕二:著の『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫:2019年2月20日第8刷)を読了。DNA分析など科学研究と考古学、史料を駆使して朝鮮半島と異なる気質をもつ日本人誕生の謎に迫っています。
DNA分析によると日本人にはあらゆる人種のDNAが見られるとのこと。多くの地域から流れ着いた寄せ集めということです。韓国人のDNAだけでなく、韓国人にはないDNAが日本人にはあり、それが国民性の違いとなっています。先史時代に日本に住みついた縄文人を大陸からやってきた弥生人が駆逐して縄文時代から弥生時代になったと私の子供時代は習ったのですが、最近の考古学研究では縄文人弥生人は併存しており、弥生人の文化をとりいれて縄文人弥生人化していったというのが定説。大陸からの侵略はなく、大陸から渡って来たのは大陸を追われてきた人たちで、先住日本人に同化していったんですな。先住民も敵対することなく新しい文化を取得。良いとこどりした独特の文化を築いていきます。日本人は日本という島国でしか生きられない人たちの寄せ集まりなので~す。

f:id:nostalji:20190623123029j:plain