またしても最低

録画していた『ジュラシック・エクスペディション』を観る。人類と恐竜の生き残りをかけた戦いを描く劇場未公開のSFアドベンチャーです。
宇宙探査船が人類が生存できる可能性をしめす惑星を発見。メイソン少佐率いる6人の調査隊が地上に降りますが、未知のモンスターが彼らを襲います。メイソンは犠牲を出しながら調査を続けますが……
“ジュラシック”とついているB級映画にろくなものはないんですが、これも予想通り酷い作品。大気の成分を調べずに、宇宙服なしで地上に降り立つのはこの手の作品では常識なので許しましょう。彼らの前に“トレマーズ”のような巨大地中生物が出現。しかし、その後の展開では一度も姿を現しません。“何じゃコリャ”ですよ。隊員のひとりは、ナイフで遊んでいて指を斬り、その辺の水溜まり傷を洗って奇病にかかり自殺。恐竜がなかなか出てこないと思ったら、“プレデター”のように周囲に溶け込んで、姿を隠して行動するステルス型恐竜だったんですね。造形はエリマキトカゲを大きくしたようなもの。襲ってくる気配がないのに、アホ隊員が銃撃したものだから襲われるはめになります。残ったのはメイソンと女性アンドロイドだけ。利用可能資源があるってんで、二人だけで調査を続け、恐竜の大群に襲われてエンド。考えるのが面倒くさくなって、投げ出したような終わり方で~す。

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