続編でなく

録画していた『キング・オブ・ギャングスター2』(2017年/監督:ザッカリー・アドラー)を観る。前作冒頭で殺された3人のギャングを扱った前日譚というべき英国ギャング映画です。
1988年、英国エセックス州で“サウスエンド”のスカーフェースと呼ばれたパット・テイト(クレイグ・フェアブラス)は、麻薬の密売に奔走し、コカインを享受する生活を送っています。邪魔者は容赦なく潰し、縄張りを広げますが麻薬密売人のロルフ(ローランド・マヌーキアン)に裏切られて刑務所へ。身体を鍛えあげ、刑務所内の実力者として君臨します。出所したパットは、トニー(テリー・ストーン)たちを仲間にして、ロルフに復讐。エセックスの麻薬を仕切りますが、ロルフの背後に組織がいたことから……
パットは、それいけドンドンの武闘派ヤクザ。手におえなくなって組織に殺されたということですかな。前作よりバイオレンス度はアップしていますが、それだけね。演出的にも見るべきところがないのは前作と同じ。こんな映画を観ていると、『仁義なき戦い』の素晴らしさに改めて気づかされま~す。

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