月に一度は西部劇

西部劇DVDの『エルパソ・キッド』(1948年/監督:リー・ジェイソン)を観る。無法者として生きる男が愛する妻のために改心するという未公開作品です。
エルパソ・キッドことトビー・シムス(ジェームズ・クレイグ)は駅馬車や列車を襲う強盗団の首領。妻のジー(リン・バリ)が愛想をつかして家を出ようとするのを知ってトビーは、名前を変えて堅気になろうとします。商売がうまくいかず、駅馬車を襲撃。大金を積んでいる馬車は、別の駅馬車で襲撃は失敗。トビーに懸けられた賞金を目当てに仲間が裏切り、トビーは逮捕されます。裏切り者の仲間が、トビーが護送されていることも知らずに列車を襲い、トビーは負傷した保安官に代わって撃退。その功績によって減刑され、1年ほどで出所し、堅気になって妻と仲良く暮らすところでエンド。
借金で苦しむ未亡人を助ける話が出てきたりして、モデルはジェシー・ジェームズですな。 “悪事はすれど、非道はせず”の主人公は、殺されることなく改心してハッピーエンドというのは4~50年代のB級西部劇の定番。どこにも取り柄のない作品ですが、気楽に楽しめま~す。

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